気温が下がってくると、エンジンのかかりが悪くなったり、
気づけばチェーンにサビが浮いていたり…。
そんな「冬あるある」を防ぐには、寒くなる前の“ひと手間のメンテ”が大切です。
この記事では、冬の前にチェックしておきたい
「防錆」「バッテリー」「タイヤ」の3つの基本メンテを紹介します。
冬前にやるべきメンテは「3つ」だけ
防錆・バッテリー・タイヤ。この3ポイントで冬を乗り切ろう
バイクを長持ちさせるための冬支度は、難しくありません。
必要なのはこの3つです。「サビさせない」「電気を絶やさない」「タイヤをいたわる」
たったこれだけで、春先のトラブルをぐっと減らせます。
冬のサビは“春のトラブル”のもと【防錆対策】
冬は路面凍結防止剤や湿気の影響で、サビが進行しやすい季節です。
走行後は軽く洗車して、金属部分の水分をしっかり拭き取りましょう。
チェーンやボルト周りには、防錆スプレーを薄く吹いておくと安心です。
🧩冬メンテナンスポイント一覧
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 洗車後は水分を残さない | 洗車後はタオルやエアブローでしっかり水分を除去。特にチェーンまわりやボルト部分の残水はサビの原因になりやすいです。 |
| チェーンには防錆&潤滑タイプを使用 | 冬場は湿気や塩分でサビやすいため、防錆性能の高いチェーンルブを使用。定期的な注油で動きをなめらかに保ちます。 |
| 凍結防止剤を浴びたら、必ず洗い流す | 道路の凍結防止剤(塩カル)は金属部品の大敵。走行後は早めに水洗いして中和しましょう。 |
★おすすめ防錆アイテム
WAKO’S(ワコーズ) 樹脂 ラスペネ A123 防錆 スプレー
潤滑と防錆を両立した定番スプレー。
チェーンやボルト、可動部の動きをスムーズに保ちながらサビを防止します。
金属表面を保護する被膜が長持ちするので、冬場の保管にも安心です。
おすすめ度:★★★
AZ(エーゼット) チェーンルブ セミウェット スプレー
走行後のチェーンケアに最適な1本です。
防錆・潤滑のバランスがよく、
飛び散りにくいのでホイール汚れも少なめ。
コスパ重視派の定番メンテナンスアイテムです。
おすすめ度:★★★
寒さで弱る前に“充電&点検”【バッテリー対策】
気温が下がると、バッテリーの性能もダウンします。
久しぶりに乗ろうと思ったら「セルが回らない…」
というのは冬の定番トラブルです。
冬前に一度電圧をチェックしておき、
12.4Vを下回っていたら早めに充電を。
乗らない期間が長い人は、
メンテナンス充電器に繋いでおくのがベストです。
★おすすめバッテリー関連アイテム
BAL (大橋産業) バイク用充電器 バイクチャージャー
バッテリーに接続してACコンセントに差すだけで充電開始。
つなぐだけで簡単にバッテリーメンテができる初心者向けモデル。
オフシーズンの保管時にも便利です。
おすすめ度:★★☆
デイトナ(Daytona) バイク用 バッテリー充電器
- バイク用12Vバッテリー専用、
ディスプレイ付きバッテリー充電器ポータブル - ポータブル電源やモバイルバッテリーから電源がとれる。
コンセント、ポータブル電源等から給電可能。Type-C、PowerDeliveryに対応。
12V8Ahにモバイルバッテリー25,000mAhで20時間充電可能 - 充電状態、終了時間がひと目でわかるディスプレイ。
電圧・バッテリー状態判定・充電時間・充電完了までの残り時間が表示
おすすめ度:★★★
空気圧とゴム硬化を見逃すな【タイヤ点検】
冬の冷気で空気圧は自然に下がります。
特に気温10℃以下では、規定値より0.2〜0.3kgf/cm²ほど落ちることも。
ツーリング前に必ずチェックし、
少し高めの圧で調整するのがポイントです。
また、冬場はゴムの硬化も進むため、
スリップサインの確認も忘れずに。
長期間保管するなら、スタンドで“接地面を浮かせる”のも効果的です。
★ おすすめタイヤメンテアイテム
■ デジタルエアゲージ(精度が高く手軽)
手軽に使えるデジタル式。
誤差が少なく、定期的な空気圧管理に最適。
ガレージ常備におすすめ。
おすすめ度:★★☆
■ タイヤワックス(ゴム保護・ひび割れ防止)
- エアゲージ:デジタル式なら精度が高く手軽
- タイヤワックス(ゴム保護用):ひび割れ防止に
おすすめ度:★★★
まとめ
冬前のひと手間が、春の快走をつくります。
寒さで弱るのはライダーだけではありません
バイクもまた、冬の冷気や湿気にさらされながら頑張っています。
今のうちに防錆・バッテリー・タイヤをチェックしておけば、
春一番から気持ちよく走り出せます。
“冬メンテ”は、バイクを守るための優しさであり、
春を楽しむための準備でもあるのです。






