ヤマハ スーパースポーツモデル YZF-R7の2022年モデルが欧米より発売です! 国内販売は2021年冬以降⁉

ヤマハ YZF-Rシリーズの新モデル “YZF-R7“が欧米で発売されます!
YZF-R7はMT-07をベースとして、本格的な最新スーパースポーツのスタイリングに689cm3エンジンを搭載。
軽量フレームでスポーティなハンドリングを持ち味に、幅広い技量のライダーが「扱いきれるスーパースポーツ」を目指したモデルとして誕生しました。
欧州と北米で先行販売となり、国内では2021年冬以降の発表とされていますが、米国発表の2022年モデル YZF-R7のカラーやスペックなどの基本情報や特徴をお伝えします。(国内モデルが発表された時点で更新していきます)
この記事を書いている私はバイク歴20年ほど。普通2輪免許しかありませんが乗り継いだバイクは9台になります。そこそこのバイク乗りです。
※3分ほどで記事は読み終わります。
3分後にはYZF-R7のことがかなりわかるはずです。
2022 ヤマハ YZF-R7 カラー
Team Yamaha Blue (ブルー)
引用元:Yamaha Motorsports U.S.A. URL:https://www.yamahamotorsports.com/
Performance Black (ブラック)
2022年米国モデルは、ブルーとブラックの全2色展開です。
YZF-RシリーズのDNAを引き継ぎながら、細身のシュッとしたフロントフェイスに超薄型軽量のシャーシとスリム型のエンジンは、スキニーデザインとして新世代のスーパースポーツの洗練されたスタイリングになっています。
2022 ヤマハ YZF-R7 発売日
発売日:2021年6月?日
2022 ヤマハ YZF-R7 価格
価格:約980,000円 (US$8,999)[1US$=\108.92で換算]
2022 ヤマハ YZF-R7 スペック
米国仕様のスペックと国内現行モデルのMT-07と比較してみました。
車種名(型式) | YZF-R7 | MT-07 (2BL-RM19J) |
発売年月 | 2021.6. | 2020.3. |
仕様 | 海外 | 国内 |
全長×全幅×全高(mm) | 2,070×705×1,160 | 2,085×745×1,090 |
軸間距離(mm) | 1,395 | 1,400 |
シ-ト高(mm) | 835 | 805 |
最低地上高(mm) | 134 | 140 |
車両重量(kg) | 188 | 183 |
エンジン型式・種類 | 水冷4ストローク DOHC4バルブ直列2気筒 | 水冷4ストローク DOHC4バルブ直列2気筒 |
総排気量(cm3) | 689 | 688 |
ボア x ストローク(mm) | 80.0×68.6 | 80.0×68.5 |
最高出力 | 54kW[73.4PS]/8,750rpm | 54kW[73PS]/9,000rpm |
最大トルク | 67N・m[6.8kgf・m]/6,500rpm | 68N・m[6.9kgf・m]/6,500rpm |
始動方式 | セルフ式 | セルフ式 |
点火装置形式 | フルトランジスタ式 | フルトランジスタ式 |
燃料タンク容量(L) | 13 | 13 |
変速機形式 | 6段変速リターン | 常時噛合式6速リターン式 |
タイヤ 前 | 120/70ZR17M/C (58W) (チューブレス) | 120/70ZR17M/C (58W) (チューブレス) |
タイヤ 後 | 180/55ZR17M/C (73W) (チューブレス) | 180/55ZR17M/C (73W) (チューブレス) |
ブレーキ形式 前 | Φ298mm油圧ダブルディスク | 油圧ダブルディスク |
ブレーキ形式 後 | Φ245mm油圧シングルディスク | 油圧式シングルディスク |
フレーム形式 | ダイヤモンド | ダイヤモンド |
燃費 | 24.7Km/L | 23.9km/L (WMTCモード値) |
2022 ヤマハ YZF-R7 気になる部分
フロント部分とライト類

・投影面積が小さいフロントカウルは空気抵抗を低減し、空力性能を最大化するエアマネジメントカウルにより、徹底したスリム化、優れたハンドリング・加速性に貢献した設計になってます。
・鋭い左右の二眼のポジションランプとウィンカーはLED採用、フロントのM字エアダクト中央には、バイファンクション(ハイ/ロー切替可能)のLEDモノアイのヘッドライトを配置しており、インパクトのあるフロントフェイスになっています。
・YZF-R1/R6のイメージがテールカウルにも引き継がれ、シンプルな縦型のLEDテールライトが採用されています。
メーターとハンドルまわり

・フル液晶デジタル表示メーターは反転液晶タイプで見やすく、速度計、10,000rpmからレッドゾーンのバータイプのタコメーター、ギアポジション、燃料計、平均燃費、水温、時計などを表示します。
・新しいハンドルクラウン採用のセパレートハンドル。座面位置とフットレストとバランスのとれた、スポーティで伏せやすいトライアングルのライディングポジションに合わせて、ハンドルの垂れ角が的確に設定されています。
・フロントフォークは、プリロード調整と伸側圧側のダンバー調整が可能です。
シート

・後方がスリムなタンクカバー形状はニーグリップがしやすく、シート形状は前方がスリムに、後方は左右に広く座面積が確保されています。
自由度のあるライディングポジションがとれるため、ワインディングやサーキットでのスポーツ走行にも対応しています。
・タンデムシートと段差があり、シートストッパー風の外観に貢献しています。
エンジンとフレーム

エンジン
・689cm3水冷4ストロークエンジンは慣性トルクが少なく、燃焼室で発生する燃焼トルクだけを効率よく引き出す設計思想”クロスプレーン・コンセプト”に基づき、2021年の”MT-07″と同様のCP2(クロスプレーン2気筒)エンジンが採用されています。
・クランクケース一体のメッキシリンダーを備えた軽量鍛造ピストンにより、高温に強く高回転でも信頼性のもてる設定です。
・270度クランクを採用したCP2エンジンは、2次減速比はMT-07の43/16=2.687から42/16=2.625へと最適化がなされ、全回転域で優れたパワーとパフォーマンスを発揮し、扱いやすくスポーティでエキサイティングなスーパースポーツらしい爽快な乗り味を楽しめます。
新装備
・アシスト&スリッパークラッチ
クラッチレバーの操作荷重の低減と大きなバックトルクによる車体挙動への影響を抑えます。過度なエンジンブレーキの発生を抑止し走行性能を助け、長距離走行でのストレス・疲労軽減に貢献します。
・クイックシフトシステム(QSS) (オプション)
オプションのクイックシフトシステムをYZF-R7に組み合わせることで、スピーディーでスムーズなシフトアップを可能にします。
[QSS:シフトロッドのセンサーがギアシフトレバーの動きを検知すると、ECUの計算に基づいてエンジン出力が調整され、噛み合っているギアの駆動トルクが瞬時にキャンセルされ、ギアのシフトが速くなります。]
フレーム
・フレームは、剛性バランスを整えた軽量なダイヤモンドフレームを採用。リジッドマウントにより車体剛性に貢献するアルミ製センターブレースやピボットまわりのねじり剛性を向上し、全体の剛性バランスが調整されています。
足まわり

・KYB製のΦ41mm倒立フロントフォークを採用。右が伸びる側で左は圧側の減衰力となるフルアジャスタブルのサスペンションは、コーナリングや制動時での優れた接地感を発揮し、わかりやすい路面情報によりハンドリングの良さに貢献します。
・水平マウントのリアサスペンションは、減衰特性・ばね定数をYZF-R7専用に設計されたショックアブソーバーを採用した、リンク式モノサスペンションです。コンパクトでマスの集中化に貢献するとともに、快適な乗り心地とスポーティなパフォーマンスとのバランスがとられています。
・2021年MT-09と同様のパターンタイヤに軽量アルミ製の10本スポークホイールが採用。
・ブレーキは、フロントブレーキにブレンボ製のラジアルマスターシリンダーと、Φ298mmのダブルディスクにラジアルマウントキャリパーの組み合わせで、高いコントロール性と制動性を実現します。
YZF-R7の特徴まとめ
・YZFシリーズの中で最もスリムなスタイリング
・扱いやすく、エキサイティングなスポーティな走りをもたらすCP2エンジン
・スポーティなライディングポジション
・剛性バランスを整えた軽量フレーム
・フロントサスペンションの接地感に優れた倒立式フロントフォークと専用設計のリアサスペンション
2022 ヤマハ YZF-R7 動画
まとめ
YZF-RシリーズのDNAを引き継ぎながらも、スリムなスタイリングにCP2エンジンをのせた新しいR7は、新時代のスーパースポーツをけん引していくモデルとなりそうです。
国内モデルの発表が2021年の冬以降ということで、少し先になりますが期待して待ちましょう!
また新しいことがわかりましたら随時アップしていきます。質問や疑問がありましたらコメントしてください。

