ホンダの最高級クルーザー、ゴールドウイングとゴールドウイングツアーの新型がヨーロッパと北米で発表になりました。
2021 ゴールドウイング/ゴールドウイングツアーのカラー
ゴールドウイング/ゴールドウイングDCT (欧州・北米共通)
Pearl Deep Mud Gray(北米: Deep Pearl Gray)
ゴールドウイングツアー(欧州)
Gunmetal Black Metallic
ゴールドウイングツアーDCT(欧州)
Gunmetal Black Metallic引用元 HONDA UK URL https://www.honda.co.uk/motorcycles.html
Candy Ardent Red
ゴールドウイングツアーツアー/ゴールドウイングツアーDCT(北米)
Metallic Black
Candy Ardent Red
・ゴールドウイングのカラーは、MT・DCTモデルともに(欧州・北米共通)のグレーカラー1色です。
グレーをベースにアクセントカラーとなるオレンジのストライプが絶妙な配色バランス。これまでのゴールドウイングとは一味違う、よりスポーティにな印象になっています。
・ゴールドウイングツアーの欧州カラーは、MTモデルはエキゾーストやシリンダーをブラックアウトしたブラックカラー1色。DCTモデルはエキゾーストをメッキ仕上げ、シリンダーヘッドをシルバー仕上げとしたブラックとレッドの2色展開です。
・ゴールドウイングツアーの北米カラーは、MT・DCTモデル共通でエキゾーストやシリンダーをブラックアウトしたブラックカラーと、エキゾーストをメッキ仕上げ、シリンダーヘッドをシルバー仕上げとしたレッドの各2色展開となっています。
2021 ゴールドウイング/ゴールドウイングツアー 発売日
発売日:2021年?月?日
2021 ゴールドウイング/ゴールドウイングツアー 価格
*ゴールドウイング
欧州 (1£=\140.94で換算) | 北米 (1$=\103.35で換算) | |
ゴールドウイング MTモデル | £22,849 3,220,300円 | $23,900 2,470,000円 |
ゴールドウイング DCTモデル | £24,299 3,424,000円 | $25,100 2,594,000円 |
*ゴールドウイングツアー
欧州 (1£=\140.94で換算) | 北米 (1$=\103.35で換算) | |
ゴールドウイングツアー MTモデル | £28,349 3,989,200円 | $28,300 2,924000円 |
ゴールドウイングツアー DCTモデル | £31,449 4,432,400円 | $29,300 3,028,100円 |
2021 ゴールドウイング/ゴールドウイングツアー スペック
車種 | ゴールドウイング | ゴールドウイングツアー |
発売年月 | ||
仕様 | 海外 | 海外 |
全長×全幅×全高(mm) | 2475×925×1340 (DCT: 2475×905×1340) | 2615×925×1430 (DCT: 2615×905×1430) |
軸間距離(mm) | 1695 | 1695 |
最低地上高(mm) | 130 | 130 |
シ-ト高(mm) | 745 | 745 |
車両重量(kg) | 366(DCT:367) | 385(DCT:390) |
乗車定員(名) | 2 | 2 |
エンジン種類 | 水冷4ストSOHC 4バルブ水平対向6気筒 | 水冷4ストSOHC 4バルブ水平対向6気筒 |
総排気量(cc) | 1833 | 1833 |
最高出力 | 93kW(126.4PS)/5500rpm | 93kW(126.4PS)/5500rpm |
最大トルク | 170N・m(17.3kgf・m)/4500rpm | 170N・m(17.3kgf・m)/4500rpm |
始動方式 | セルフ式 | セルフ式 |
点火装置形式 | フルトランジスタ式 | フルトランジスタ式 |
燃料タンク容量(L) | 21.1 | 21.1 |
変速機形式 | 6速リターン (DCT: 電子式7段自動変速) | 6速リターン (DCT: 電子式7段自動変速) |
タイヤ 前 | 130/70R18 M/C | 130/70R 18 |
タイヤ 前 | 200/55R16 M/C | 200/55R 16 |
ブレーキ形式 前 | Φ320mmダブルディスク | Φ320mmダブルディスク |
ブレーキ形式 後 | Φ316mmシングルディスク | Φ316mmシングルディスク |
フレーム形式 | アルミダイキャスト, ツインチューブ | アルミダイキャスト, ツインチューブ |
燃費 | 18.2 km/L | 18.2 km/L |
2021 ゴールドウイング/ゴールドウイングツアーの気になる部分
ヘッドライトとウィンドスクリーン
・ゴールドウイングのゴージャスな装備のひとつがLEDヘッドライト。上側にロービーム、下側にハイビームとロービームを兼ねたシグネチャーランプをそれぞれ配置しています。
・ロービームのジュエルアイLEDは、左右にそれぞれ磨かれた5つの光学レンズが美しく輝きのある光を放ちます。ハイビームはシグネチャーランプにより立体的な印象をつくりだし、デュアルフォグランプも鋭い視認性を確保しています。
・テールランプにも多眼LEDを採用しています。ストップランプとリアウインカーはそれぞれ異なるレンズカットを施し発光時の表情に違いをもたせています。
・優れた防風性をもつウィンドスクリーンは、高さと角度を左ハンドルバーのボタンを上下させることで簡単に調整できます。また、ライダーの好みの設定を記憶し、それに応じて自動調整も可能にしています。
ハンドルまわりとメーター
・ホンダスマートキーシステムにより、キーを持ったままイグニションON/OFFができ、ハンドルロックも可能です。
また、スマートキーを身に着けていれば、車両右側のサイドポケットやサドルバッグ、リアトランクのボタンを押すだけでキー操作なく開閉ができます。
・メーターはスピードメーターとタコメーターはアナログ式、その間には7インチのフルカラーTFTディスプレイが配され、視認性と豊富な情報の提供、機能性を実現した高級感のあるコクピットになっています。
オーディオなどのインフォテインメント情報、ライディングモード管理、サスペンション調整、ナビゲーションを提供します。
・ゴールドウィングとツアーともに、オーディオスピーカーは45ワットとなり高音質になりました。Apple CarPlay(アップルカープレイ)とAndroidAuto(アンドロイドオート)を採用し、Bluetoothを介してさまざまなApple™またはAndroid™スマートフォン機能を利用できます。
・指定した速度で快適走行が可能なクルーズコントロールを備え、右手ハンドルスイッチ部のクルーズコントロールスイッチで設定した速度がメーター左下エリアに表示されます。
シートとラゲッジスペース
・2つのパニアケースは計60Lの容量を確保しています。ゴールドウィングツアーのリアトップケースは、従来モデルより11L増量し61Lにアップし、大きなフルフェイスヘルメットが2つ収納できます。サイドパニアケースと合わせるとラゲッジスペースは計121Lの容量になりました。
・すべてのラゲッジスペースは各オープナーボタンで開閉し、油圧ダンパーによりスムーズに動作します。左パニアケースの中にはUSB-TypeCソケットを備えています。
・ゴールドウィングツアーにはスエード調の合皮素材がフロントとリアシートに採用され、タンデムシートのバックレスト角度が16度から23度に変わりました。タンデムツーリングの快適性がさらにアップされています。
エンジン
・1833㎤ 水冷4ストロークSOHC4バルブ水平対向6気筒エンジンを搭載。170N・m/4500rpmの余裕のあるトルク特性と低速域での加速性を持ち合わせ、重厚なエキゾーストサウンドとともにゆったりとしたクルージング走行を楽しめます。
・6速のMT(マニュアルトランスミッション)モデルはカム式のアシストスリッパークラッチと電動リバース機構を備え、クラッチ操作荷重やシフトダウン時の変速ショックを低減し、ソフトでストレスのないシフト操作を実現しています。
・DCTモデルは途切れのないダイレクトな駆動力をもち、7速化により燃費と静寂性が向上しています。左手ハンドルスイッチのボタン操作だけで微速前後進が可能なので、切り返しや駐車場等で低速での取回しが楽にできます。
・電子制御のスロットルバイワイヤシステムを採用し、4つのライディングモードとHSTC(ホンダセレクタブル トルク コントロール)、ブレーキシステム、クルーズコントロールを制御しています。
ライディングモード:様々なライディング状況に応じて以下の4つのライディングモードを選択できます。
1.ツアー:ゴールドウィングの基準モード
2.スポーツ:高い運動性能を存分に楽しめるモード
3.エコノ:市街地や郊外などでリラックスしたクルーズ走行モード
4.レイン:濡れた路面などで安心感の高い走行モード(エコノよりもさらに穏やかな加減速特性)
ブレーキシステム
ブレーキシステムには、前後輪の制動力配分を最適化するデュアル・コンバインド・ブレーキ・システムに、ABSシステムを加えた電子制御式コンバインドABSを採用。選択中のライディングモードに連動して、よりシチュエーションに合わせた制動特性を自動的にアジャストし、ライディングでの安心感を提供してくれます。
シャシーと足まわり
・フレームはアルミダイキャスト製部材を採用し、軽量でしなやかさを備えるとともに各パーツの機能に最適な剛性バランスを保つことで、快適な乗り心地と荒れた路面での安定性を発揮します。
・Honda独自の二輪車用ダブルウイッシュボーンフロントサスペンションを採用。ロングホイールベースによる安定感を活かしたまま、市街地で切り返しや進路変更などの操作にも軽快なハンドリングで対応。加減速時や路面ギャップでの衝撃吸収性を発揮し、良好な乗り心地と路面接地感に貢献します。
・スイングアームは車体右側にドライブシャフトを内蔵した後輪片持ち式のプロアーム形式。世界初のピボット軸構造はフレームとスイングアームの剛性の最適化、軽量化を実現しています。
・ゴールドウィングツアーには電動アジャストサスペンションシステムと電動プリロードシステムを装備しています。
電動アジャストサスペンションシステムとは?
シーン別に最適化された前後サスペンションの減衰特性を自動的に変更。
走行シーンに最適化された操縦性や乗り心地の提供に寄与します。
電動プリロードシステムとは?
ライディングモードの選択とは別に、パッセンジャーや荷物の有無に合わせた4タイプの設定を選択可能とし、ゴールドウィングの運動性能をより引き出せる車体姿勢や乗り心地に貢献します。
まとめ
2021年モデルのゴールドウィングは、さらに快適性と利便性がグレードアップされています。
日本国内で発表はされていませんが、日本の登場は期待してよさそうです。
ホンダ最大のツアラー車が見られることを期待しましょう。
また新しいことがわかりましたら随時アップしていきます。質問や疑問がありましたらコメントしてください。