2015年にグローバルモデルとして初登場したヤマハのYZF-R3、前年に登場したYZF-R25はともに車格とスタイリングは同一ですが、排気量(YZF-R3:320cc、YZF-R25:249cc)と6段リターンギア比の違いがあります。
YZF-R3は市街地から高速道路まで幅広いシーンでゆとりの加速フィールを楽しめるモデルです。
2019年モデルはカウルデザインの変更や倒立フロントフォークの採用など、大きくマイナーチェンジを受けました。
2022年モデル情報
2021年モデルからニューカラーの登場で、さらにスポーティさに磨きがかかった印象です!
2022年モデルは、WGP参戦60周年を記念した特別カラーモデル(限定240台)が発表となりました。
YZF-R3のカラーやスペックなどの基本情報や特長、中古情報やおすすめのカスタムをお伝えします。
この記事を書いている私はバイク歴20年ほど。
乗り継いだバイクは9台になる、そこそこのバイク乗りです。
※3分ほどで記事は読み終わります。
3分後にはYZF-R3のことがかなりわかるはずです。
YZF-R3 カラー
2022 YZF-R3 カラー
YZF-R3 ABS WGP 60th Anniversary
引用元:YAMAHA バイク・スクーターURLhttps://www.yamaha-motor.co.jp/mc/
シルキーホワイト
✔ カラーリングモチーフは、1980年のYZR500 (OW48)。
K.ロバーツがGP500クラスでチャンピオンを獲得したモデルです。
YZR500 (OW48) (1980年)👇
2021 YZF-R3 カラー
シアンメタリック6 (シアン)
引用元:YAMAHA バイク・スクーターURLhttps://www.yamaha-motor.co.jp/mc/
マットダークグレーメタリック8 (マットダークグレー)
ディープパープリッシュブルーメタリックC (ブルー)
✔ 2021年モデルのカラーは、全3色展開。
シアンメタリックは、ボディのグラフィックと赤のホイールが目立ち、これまでにない斬新なカラーリングでよりスポーティな印象です。
2021年モデルからABS非搭載モデルはなくなり、YZF-R3/YZF-R25ともにABS標準装備モデルのみになりました。
YZF-R3 発売日 | 価格
*2022年 YZF-R3 ABS WGP 60th Anniversaryモデル
[限定240台]
発売日:2022年6月15日
価格:723,800円(税込)
*2021年モデル
発売日:2021年1月15日
価格:687,500円(税込)
YZF-R3 スペック
2022年モデルと2021年モデルを比較してみました。
車種名 (型式) | YZF-R3 WGP 60th Anniversary (8BL-RH21J) | YZF-R3 (2BL-RH13J) |
発売年月 | 2022.6. | 2021.1. |
仕様 | 国内 | 国内 |
全長×全幅×全高(mm) | 2,090x730x1,140 | 2,090x730x1,140 |
軸間距離(mm) | 1,380 | 1,380 |
最低地上高(mm) | 160 | 160 |
シ-ト高(mm) | 780 | 780 |
車両重量(kg) | 169 | 170 |
乗車定員(名) | 2 | 2 |
エンジン種類 | 水冷4ストローク DOHC4バルブ直列2気筒 | 水冷4ストローク DOHC4バルブ直列2気筒 |
総排気量(cm³) | 320 | 320 |
最高出力 | 31kW[42PS] /10,750r/min | 31kW[42PS] /10,750r/min |
最大トルク | 30N・m[3.1kgf・m] /9,000r/min | 29N・m[3.0kgf・m] /9,000r/min |
始動方式 | セルフ式 | セルフ式 |
点火装置形式 | トランジスタ式 | トランジスタ式 |
燃料タンク容量(L) | 14 | 14 |
変速機形式 | 常時噛合式6速リターン式 | 常時噛合式6速リターン式 |
タイヤ 前 | 110/70R17M/C(54H) (チューブレス) | 110/70R17M/C(54H) (チューブレス) |
タイヤ 後 | 140/70R17M/C(66H) (チューブレス) | 140/70R17M/C(66H) (チューブレス) |
ブレーキ形式 前 | 油圧式シングルディスク | 油圧式シングルディスク |
ブレーキ形式 後 | 油圧式シングルディスク | 油圧式シングルディスク |
フレーム形式 | ダイヤモンド | ダイヤモンド |
燃費 (WMTCモード値) | 25.4km/L | 27.6km/L |
燃費 (60km/h定地燃費値) | 41.6km/L (2名乗車時) | 41.3km/L (2名乗車時) |
YZF-R3 気になるポイント
2022年 YZF-R3 WGP参戦60周年アニバーサリー
引用元:YAMAHA バイク・スクーターURLhttps://www.yamaha-motor.co.jp/mc/
✔ カラーリングモチーフは、1980年YZR500(OW48)。
✔ タンクカバーに施された”WGP参戦60周年記念”エンブレムとゴールドの音叉マーク、テールカウルの記念ロゴの特別仕様。
引用元:YAMAHA バイク・スクーターURLhttps://www.yamaha-motor.co.jp/mc/
✔ ゴールドカラーの前後ホイールとフロントサスペンションのアウターチューブ。
✔ リアサスペンションには、イエローカラーのスプリングになっています。
2022年モデルの新たな仕様
✔ 前後ウィンカーはLEDを使用。
✔ 令和2年(平成32年)排出ガス規制に対応した新エンジン搭載。
✔ オプションアクセサリーでクイックシフターを設定可能。
2021年 YZF-R3 特長
フロント部分とライト類
引用元:YAMAHA バイク・スクーターURLhttps://www.yamaha-motor.co.jp/mc/
✔ ヤマハ MotoGPマシンの最高峰、YZF-R1を彷彿とさせるフロントマスク。
鋭い目つきのヘッドライトが戦闘的な印象です。
✔ M字型センターダクトは、走行風をラジエーターに送り込むことで冷却効果に貢献します。
また、カウルに装着されたクロスレイヤードウィングにより、走行風を後方に逃がし空気抵抗を減らすことで、エンジンを効果的に冷却します。
サイドカウルの後方にもウィングが設けられ、ダウンフォースをもたらします。
✔ ヘッドライト、テールランプはLED採用、ウィンカーはクリアレンズ仕様です。明るさと視認性・被視認性ともに十分に確保されています。
ハンドルまわりとメーター
引用元:YAMAHA バイク・スクーターURLhttps://www.yamaha-motor.co.jp/mc/
✔ YZR-M1を思わせる肉抜き加工を施したハンドルクラウンは、アルミ鋳造製。
✔ エンジンスタートとキルスイッチが兼用になっているMT-07と同様のコンパクトなスイッチボックス。
ハザードランプも装備し、クラッチ操作も軽く操作しやすくなっています。
✔ 液晶フルデジタルメーター。バーグラフタイプのタコメーター、スピードメーター、燃料計、シフトタイミングインジケーターなどすべて表示します。
スポーツ走行の際はステップの位置が少し後方にあったほうがよいという意見もあります。
100km/h以上の高速ロングツーリングは少しきついかもしれませんが、低~中速域での走行での扱いやすさと快適性、優れたハンドリング性能を発揮します。
引用元:YAMAHA バイク・スクーターURLhttps://www.yamaha-motor.co.jp/mc/
フレームと倒立フォーク
✔ ダイヤモンドフレームの採用により、Φ35mmのメインフレームは軽量かつ優れた剛性バランスを持ち合わせています。
✔ Φ37mm径インナーチューブの倒立式フロントフォーク。高剛性で、バネ下重量の軽減化に寄与しています。
これにより旋回時やブレーキング時のハンドリングが良好で、フロントタイヤの接地感がよくなっています。
タンクとシート
引用元:YAMAHA バイク・スクーターURLhttps://www.yamaha-motor.co.jp/mc/
✔ 樹脂タンクカバーの形状はシャープで、ニーグリップしやすい窪みのあるデザイン。
キャップ位置も2018年モデルよりも20mm低くなっていることで、ストレートでの伏せやすさとホールド性、スポーティな走行に貢献しています。
✔ スリム形状のシート高は780mmに抑えられていて、足つき性も良好です。
エンジン
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YZF-R3のエンジン特性
✔ 320cm³水冷DOHC直列2気筒4バルブエンジンを搭載。
✔ 倒立フォークとラジアルタイヤのバランスが良く路面接地感がアップ、コーナリング走行でも軽快でハンドリングと良好な乗り心地を実現しています。
✔ 全回転域でのレスポンスがよく、市街地での低~中速走行から高速域でのスポーツ走行まで、オールラウンドに楽しめるのがYZF-R3の魅力です。
YZF-R25よりももう少しパワーが欲しい、ワインディングでの積極的な走りを楽しみたい人にはYZF-R3がおすすめです!
足まわり
引用元:YAMAHA バイク・スクーターURLhttps://www.yamaha-motor.co.jp/mc/
✔ 左右非対称のテーパー形状のロングリアアーム。
路面追従性の高さを確保し、リアモノクロスサスペンションとともに乗り心地の良さと幅広いライディングシーンに柔軟に対応します。
✔ ブレーキは、フロントはΦ298mmディスクと片押し式2ピストン、リアはΦ220mmディスク片押し式1ピストンのブレーキを採用、ABSを標準装備しています。
YZF-R3とYZF-R25の足まわりの違い
YZF-R3はラジアルタイヤ、YZF-R25はバイアスタイヤを装備
左はYZF-R3のヒールプレート、YZF-R25(右)は軽量化のため肉抜き加工が施されています。
引用元:YAMAHA バイク・スクーターURLhttps://www.yamaha-motor.co.jp/mc/
YZF-R3 燃費
YZF-R3の燃費は走り方にもよりますが実燃費で約25~30㎞走ります。タンク容量は14Lになります。単純計算で、航続距離は約350~420㎞になります。
普段使用からーリングまで十分な燃費といえそうです。
YZF-R3 最高速度
YZF-R3の最高速度(サーキット走行)はメーター読みで180㎞/h(動画再生から1分57秒付近)になります。
実速度は165㎞/hです。参考程度にご覧ください。
YZF-R3 中古情報
中古は2018~2022年モデルの走行距離10000㎞以内で総支払額54~75万ぐらいです。
現時点の最安値は2019年モデル、走行距離2454㎞で53.9万円になります(2022.9月 グーバイクさんでの検索情報です)
(※最安値バイクは時期によって変動しまのでご了承ください。)
👇グーバイクさんの検索リンクになります。
https://www.goobike.com/index.html?_ga=2.228935964.1020477933.1594561294-1700473822.1594561294
※リンクはグーバイクさんの許可を得て貼っております。グーバイクさんの中古トップページに飛ぶようになっており、そこで見たいバイクを検索するかたちになります(アフィリエイトリンクではありません)
YZF-R3 カスタム
YZF-R3 カスタムパーツ
おすすめのカスタムパーツは以上になります。購入するときは確認してくださいね。
YZF-R3 カスタムマフラー
おすすめカスタムマフラーは以上になります。購入される場合は再度確認してくださいね。
まとめ
パワフルでも扱いやすく、オールラウンドにスーパースポーツを楽しめるのがYZF-R3のが魅力です!
YZF-R25も同様にWGP参戦60周年アニバーサリーモデルが発表されていますが、2022年の新色モデルがすでに発売されています。
新色&新エンジン搭載のYZF-R3が発表されるかもしれません。
また新しいことがわかりましたら随時アップしていきます。質問や疑問がありましたらコメントしてください。