125ccスクーターの人気モデル PCXとNMAX!アップグレードされた2021年モデルを比べてみました
125ccクラスのスクーター人気が近年上昇してきていますが、そのなかでもホンダ PCXとヤマハNMAXは、上質なスタイリングと装備、優れた機能性をもち合わせ、このクラスを代表する人気の高いモデルとなっています。
PCXとNMAX、どちらも単に”スクーター”と言えないほど2021年モデルはこれまで以上に進化しています。
それぞれの特徴や魅力、両車の違いを個人的見解も含みますが比較してみました。
この記事を書いている私はバイク歴20年ほど。普通2輪免許しかありませんが乗り継いだバイクは9台になります。そこそこのバイク乗りです。
※3分ほどで記事は読み終わります。
3分後にはPCXとNMAXのちがいがかなりわかるはずです。
2021 ホンダ PCX & ヤマハ NMAX カラーとスタイリング
PCX & NMAX カラー
*PCX
左からマットディムグレーメタリック, キャンディラスターレッド
引用元: Honda The Power of Dreams URL https://www.honda.co.jp/motor/?from=navi_header
左から
引用元: Honda The Power of Dreams URL https://www.honda.co.jp/motor/?from=navi_header
ポセイドンブラックメタリック, パールジャスミンホワイト,
マットコスモシルバーメタリック
*NMAX
左から
パステルダークグレー , マットダークグレーメタリック8
左からホワイトメタリックB, マットダークパープリッシュブルーメタリック5
引用元 Yamaha UK URL https://www.yamaha-motor.eu/gb/en/
PCXとNMAXのカラーの違いは?
・PCXは2020年モデルのブルーとブラックの2色展開から、2021年モデルは全5色展開になりました。(マットコスモシルバーメタリックはPCX125ccのみの設定です。)
マットディムグレーメタリックをはじめ、洗練された落ち着きのあるカラーリングです。
・NMAXの2021年モデルはカラーリングが新しくなり、光沢感のあるパステルダークグレーをはじめ、全4色展開です。よりシャープな印象になったスタイリングでスポーティーなカラーに設定されています。
シルバーとマットダークグレーにはゴールドホイールが採用され、高級感のある仕上がりになっています。
PCX & NMAX スタイリング
左2021年モデルPCX & 右2021年モデル(欧州)NMAX
PCXとNMAXのスタイリングの違いは?
・2021年モデルのPCXは、フロントデザイン・装備が大きく変更されています。パネルが一新され、防風性のアップされたウィンドスクリーン、エッジのきいたシャープなボディラインと流麗なフロントフェイスで、ワンランク上の上質なイメージが強調されています。
・NMAXも2020年モデルとは大きく変わり、新設計のフレームとノイズも低減してくれる高さのあるウィンドプロテクションを採用。すっきりとしたフォルムでシンプルさと洗練された大人のアーバンコミューターバイクといった印象です。
2021 ホンダ PCX & ヤマハ NMAX 発売日
*PCX
発売日:2021年1月28日
*NMAX
発売日:2021年6月28日
2021 ホンダ PCX & ヤマハ NMAX 価格
*PCX
価格: 357,500円(税込)
*NMAX(2021年モデル)
価格: 368,500円(税込)
PCXは豪華な装備を考えると、40万円以下で抑えられているのはお値打ち価格なのではないでしょうか。NMAXの2021年モデルも、これまでにない最新装備を搭載しているにもかかわらず、2020年モデルの価格にプラス11,000円で抑えられています!
2021 ホンダ PCX & ヤマハ NMAX スペック
2021年モデルのPCXとのNMAXのスペック比較です。
車種名 (型式) | PCX125 (2BJ-JK05) | NMAX (8BJ-SEG6J) |
発売年月 | 2021.1. | 2021.6. |
仕様 | 国内 | 国内 |
全長×全幅×全高(mm) | 1,935×740×1,105 | 1,935x740x1,160 |
軸間距離(mm) | 1,315 | 1,340 |
最低地上高(mm) | 135 | 135 |
シ-ト高(mm) | 764 | 765 |
車両重量(kg) | 132 | 131 |
エンジン型式・種類 | 水冷4ストローク SOHC4バルブ単気筒 | 水冷4ストローク SOHC4バルブ単気筒 |
総排気量(cc) | 124.8 | 125 |
ボア x ストローク(mm) | 53.5×55.5 | 52.0×58.7 |
最高出力 | 9.2kW[12.5ps]/8,750rpm | 9.7kW[12.2PS]/8,000rpm |
最大トルク | 12N・m[1.2kgf・m] /6,500rpm | 11.2N・m[1.1kgf・m] /6,000rpm |
燃料タンク容量(L) | 8.1 | 7.1 |
変速機形式 | 無段変速式Vマチック | 無段変速式Vマチック |
タイヤ 前 | 110/70-14M/C 50P | 110/70-13M/C 48P (チューブレス) |
タイヤ 後 | 130/70-13M/C 63P | 130/70-13M/C 63P (チューブレス) |
ブレーキ形式 前 | 220mm油圧式ディスク +2ピストンキャリパー | 230mm油圧式シングルディスク |
ブレーキ形式 後 | 220mm油圧式ディスク | 230mm油圧式シングルディスク |
フレーム形式 | アンダーボーン | バックボーン |
燃費 (WMTCモード値) | 47.4km/L | 46.9km/L |
燃費 (60km/h定地燃費値) | 55.0km/L (2名乗車時) | 48.7km/L (2名乗車時) |
2021 ホンダ PCX & ヤマハ NMAX 気になる部分の違いは?
フロント部分とライト類
・PCXはポジションランプの5本の光ラインが特徴的で、LEDの明るさと光の演出で他にはないフロントフェイスの美しさをアピールしています。マルチオプティクス技術による立体的に光るX字型のLEDテールランプとともに視認性・被視認性も確保されています。
・NMAXは2眼6灯ヘッドライトとカウルに内蔵されたポジションランプが特徴で、テールランプとともにLEDを採用。コンパクトながらも明るさは十分確保され、シャープで個性的なフロント&テールデザインになっています。
メーターとハンドルまわり
*PCXのメーター(上)とNMAXのメーター(下)
*メーター
・PCXの左右にウィング状に広がるデザインのメーターは反転液晶表示で、多くの情報をクリアに見やすく表示してくれます。
・NMAXのメーターは2020年モデルのオーバルデザインから、スクエア形状の大きめのLCDメーターに変わっています。
専用アプリ”Yamaha Motorcycle Connect (Y-Connect)“をインストールしたスマートフォンと車両のメーターを連携させることができます。こりにより、ライディング情報やSNS通知、通話着信などをメーターにアイコン表示させられます。
PCXのウィンカーは目立つ緑のラインで表示。わかりやすく、デザイン性もあって良いですね。
NMAXは専用アプリにより、スマホでの情報管理や走行中もメーターで確認できたりと、スマホユーザーには便利な機能が搭載されています。
*ハンドルまわり
・PCXはクロムメッキのハンドルバーには、ラバーマウントされたハンドルホルダーが新採用。手に伝わる振動を軽減し快適な走行に貢献しています。
・NMAXは12V DC電源ソケットですが、PCXはUSBType-C充電器の新採用によりスマホを直接充電ができるのがうれしいポイント。
*その他装備
・両車ともスマートキーシステムを採用。PCXはバイクに近づくとイグニッションとシート、およびオプションの35Lトップボックスのロックが解除され、離れると再びロックされるスマートキーが装備されています。
NMAXは、ハンドルロック解除、シートロック解除、フューエルリッドのロック解除が可能です。
・PCX、NMAXともにアイドリングストップ機能を装備しています。
シート
*PCXのシート(上)とNMAXのシート(下)
・PCXのシートは、NMAXにくらべて厚みがありクッション性がありそうですが、シート高は764mmとNMAXよりも1cm低く足つき性も良好です。シート下トランクの容量も2021年モデルは2L増量して30Lになり、収納力もアップされています。
PCXにはタンクふたには給油時にタンクキャップを固定できるような便利なスペースがもうけられています。
・NMAXのシートは厚みはあまりないようですが、座面積の自由度とシート下トランクの容量は23L、ヘルメットが十分収納できるスペースは確保されています。シート高はPCXより1cm高いですが、765mmで足つき性は良好です。
NMAXはフューエルリッドはシートを開けることなく、手元のボタン操作でオープン可能なので便利です。
PCXのほうが収納力はありますね!また、両車ともにヘルメットホルダーが2か所ついています。
エンジン
*PCXのエンジン(左)とNMAXのエンジン(右)
*PCXのeSP+エンジン特性
・SOHCのまま2バルブから4バルブになり、ボア径を拡大しストロークをショート化され、最大トルク回転数が上がっています。これにより発進から鋭い立ち上がりで、メリハリのあるキビキビとしたスポーティーな走りを楽しめます。
・排ガス規制をクリアしながら、吸気効率の向上によりスロットルレスポンスも良好です。さらにフリクションの低減や新設計のクランクシャフトにより振動も少なく静か。各速度域でスムーズで伸びやかな快適走行を実現しています。
*NMAXのブルーコアエンジン特性
・EURO5に適合した水冷4ストロークSOHC4バルブ単気筒ブルーコアエンジンを搭載。低速から高速向けへとカムが切り替わる可変バルブ(VVA)により、発進から一気に中速域まで加速し、高速域を超えても加速力を維持しながら安定した走行を可能にし、”ブルーコア”の高い燃費性能と優れた環境性能も発揮します。
・NMAX155をベースにしたコンパクトでパワフルな加速性が特徴ですが、2021年モデルは最高出力回転数が上がり、最大トルク回転数が下がったエンジン設定に変わっています。
・ヤマハ初採用の電気系を統括制御する“スマートモータージェネレーター“を搭載。エンジン始動時の「キュルキュル」音がなくなり、スムーズで静かなスタートとアイドリングストップ機能とともに効率的な燃料消費を実現します。
両車とも新設計のフレームを採用。PCXの新フレームは、軽量で剛性がアップし760g軽くなっています。
NMAXの新フレームもパイプ径や設定の変更により、剛性が強化されています。ハンドリング性は軽すぎず、適度な手ごたえと扱いやすさを両立しています。
両車とも前後サスペンションの衝撃吸収性が向上し、乗り心地のよさも期待できます!
足まわり
*PCXの足まわり(上)とNMAXの足まわり(下)
*PCXの足まわり
・PCXはリアホイールを13インチにダウンし、前後ワンサイズ太いリアタイヤを採用。これにより、剛性バランスの取れたサスペンションとともに凸凹路面での衝撃吸収性のよさと安定した走りを可能にしています。
・ブレーキディスクがリアにも採用され、1チャンネルのフロントにABSを装備。ホンダ セレクタブルトルクコントロールシステム(HSTC)を新たに採用したことで、十分な制動性と安全性が高まりました。
*NMAXの足まわり
・NMAXは従来モデルと同様のタイヤ・ホイールサイズ、前後ディスクブレーキとABSが標準装備となっています。さらにトラクションコントロールシステムが新たに採用され、フットーワークの軽さ・コントールのしやすさとともに、安心感のある足まわりになっています。
125ccスクーターで、トラクションコントロールシステムが導入されているのはこの2モデルが初めてです。
2021 ホンダ PCX & ヤマハ NMAX 足つき
#バイク乗りとして軽く自己紹介#バイク乗りと繋がりたい
— J (@PCX125JF28_) February 25, 2019
名前:J(ジェイ)
年齢:19歳
性別:男
身長:175
住み:京都府
車種:JF28 PCX 125cc
足つき:両足若干つま先
好き:音楽、バイク、ゲーム、ボウリング
嫌い:人混み、渋滞、雨、面倒臭い人
一言:
ギア車に乗るようになったんで
— アポカリ (@drkjupita) April 9, 2020
名前:アポカリ
性別:男
年齢:30代
身長:165くらい
住み:神奈川
愛車:PCX HYBRID(JF84) & CBR400R (NC56)
足つき:どっちもつま先
好き:ゲーム 車 バイク アニメ 二度寝(笑)
一言:よろしくねー(`・ω・´)#CBR400R#PCX#バイク乗りとして自己紹介 pic.twitter.com/oOZCnUdiiV
👆ツイッター上でのPCX(旧型)の足つき情報になります。シート高は764mm(新型)です。新型も旧型もシート高はほぼ同じです。
#バイク乗りとして軽く自己紹介
— おནƕནƕㄜƕ (@su_max785) July 10, 2019
性別 : 男
年齢 : JK
住み : 神奈川
身長 : 170cm
車種 : NMAX
足つき : ちょいつま先
好き : 人の金で焼肉
ひと言 : はやくじゃい焼肉行こ pic.twitter.com/XnzWSgCMw8
#バイク乗りとして軽く自己紹介
— はちゅねぎ (@hachunegi) February 24, 2018
名前:はちゅねぎ
身長:154
足つき:つま先立ち
車両:NMAX
嫌いなこと:煽られ行為
スクーターラブ勢です。
宮城、山形を中心に色々とツーリング行っています。 pic.twitter.com/mAQhz7TCHE
👆ツイッター上でのNMAX(旧型)の足つき情報になります。シート高は765mm(新型)です。新型も旧型もシート高はほぼ同じです。
2021 ホンダ PCX & ヤマハ NMAX 燃費
新型PCX125の燃費は47.6㎞/L(WMTCモード値)とされ、旧モデルより若干落ちています。タンク容量は8.1Lになります。単純計算で、航続距離は約385㎞になります。
新型NMAXの燃費は46.9㎞/L(WMTCモード値)とされ、タンク容量は2020年モデルより0.5Lアップし7.1Lになりました。単純計算で、航続距離は約333㎞になります。
PCXの方が燃費がよくタンク容量もあるので、計算上だと巡航距離が50㎞くらい長いことになります。燃費ではPCXのほうが良いということになりそうですね。
2021 ホンダ PCX & ヤマハ NMAX 最高速度
👆旧モデルPCXの海外動画ですが、最高速度はメータ読みで116㎞/hぐらいです。動画開始から49秒付近で到達しています。参考程度に観てください。
👆旧モデルNMAX125の海外動画ですが、最高速度はメータ読みで67マイル(108㎞/hぐらい)です。動画開始から1分25秒付近で到達しています。参考程度に観てください。
2021 PCX NMAX おすすめカスタム
2021 PCX おすすめカスタムパーツ
2021 NMAX おすすめカスタムパーツ
おすすめのカスタムパーツ(バイクカバー含む)は以上になります。汎用の商品もありますのでご購入するときは再度確認してくださいね。
まとめ
先に発売となった2021年モデルのPCXは、美しいフォルムのスタイリング、細部にわたるまで充実した装備・新エンジンの機能性などトータル的に秀逸なモデルに仕上がっています。
NMAXの2021年モデルも新装備のフルモデルチェンジとなり、従来モデルよりもさらにアップグレードされた装備とともに快適性がアップした走りが期待できそうです。
PCXかNMAXか?くらべればそれぞれの魅力があり、どちらを選ぶとなると難しいですね。
また新しいことがわかりましたら随時アップ(更新)していきます。質問や疑問がありましたらコメントしてください。