弟分のジクサー150に続き、2020年に発売となった新型ジクサー250の試乗レビューになります
2020 ジクサー250の試乗レビュー
ジクサー150との違いは?
車名 | ジクサー250 | ジクサー150 |
全長×全幅×全高(mm) | 2010x805x1035 | 2020x800x1035 |
軸間距離(mm) | 1345 | 1335 |
最低地上高(mm) | 165 | 160 |
シ-ト高(mm) | 800 | 795 |
車両重量(kg) | 154 | 139 |
エンジン種類 | 油冷4サイクル SOHC4バルブ単気筒 | 空冷4サイクル SOHC2バルブ単気筒 |
ボアxストローク(mm) | 76×54.9 | 56×62.9 |
最高出力 | 19kW[26PS]/9000rpm | 10kW[14PS]/8000rpm |
最大トルク | 22N・m[2.2kgf・m] /7300rpm | 14N・m[1.4kgf・m] /6000rpm |
タイヤ 前 | 110/70R17M/C 54H | 100/80-17M/C 52S |
タイヤ 後 | 150/60R17M/C 66H | 140/60R17M/C 63H |
ブレーキ形式 前 | 油圧式シングルディスク (ABS) | 油圧式シングルディスク(ABS) |
ブレーキ形式 後 | 油圧式シングルディスク (ABS) | 油圧式シングルディスク |
車格には大差はないものの、エンジンには大きな違いとそれに付随するフレーム剛性や足まわりがエンジンパワーに見合うよう最適化されています。
①ジクサー150の150cc空冷4サイクルSOHC2バルブ単気筒エンジンに対し、ジクサー250は250cc油冷4サイクルSOHC4バルブ単気筒エンジン。
→スズキで新しく開発された”SOCS“(スズキ・オイル・クーリング・システム)の冷却フィン付きのオイルクーラーを利用しエンジンを冷やすシステムが採用。
②ジクサー250の最高出力は26PSで、ジクサー150の14PSよりも190%アップ。ボアxストロークはジクサー150よりも短めになり、高回転型のスポーティなエンジン特性。
③フレームはパイプの肉厚を0.3mmアップし、ねじれ剛性を12%アップ、スイングアームは新設計とし、角断面パイプの太さをアップしてねじれ剛性を30%アップが図られている。
④タイヤサイズは、17インチながらも150に対して太さをワンサイズアップ。前後のサスペンションやブレーキも見直され、ジクサー250は前後ともABS標準装備。
ジクサー250の走りは?
・アップライトでストリートファイター的なライディンポジション。
・エンジンスタートは静かな走り出しながらも、低速に粘りがありパワフル。
・新型の油冷エンジンは吹け上りが非常にスムーズで振動も少なく、4000~6000回転程度で非常に小気味いい走りができる。
・市街地での切り返しなどやUターンもしやすく、混雑する道路でのストレスや疲労が少ない。
・タンク下のカバーはニーグリップがしやすく、前後サスペンションの動きの良さと衝撃吸収性のおかげで中高速のコーナリングは軽快にスポーティにこなせる。
・高速道路でも振動が少なく、100km/hあたりでは快適でゆとりのある走行。
まとめ
ジクサー250は、ジクサー150とほぼ変わらないコンパクトな車格なのに、エンジンパワーにゆとりがあるためタウンユースはもちろん、ワインディングでのコーナリング走行、高速走行まで幅広く楽しめるバイクといえますね。
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