ホンダ スーパースポーツモデルのCBR500R、クロスオーバーアドベンチャーモデルのCB500X、ストリートファイター系ネイキッドモデルのCB500Fは、出力はいずれも35kWに設定された水冷4ストロークDOHC4バルブ2気筒エンジンを搭載し、欧州の免許制度(A2ライセンス)に対応した3兄弟モデルです。
(日本国内向けは、CBR400R, 400X, CB400F(2013年モデルまで)の3モデルが販売されています。)
2021年9月1日、2022年モデルのCBR500R, CB500X, CB500Fが同様のマイナーチェンジを受けて、ホンダ欧州より発表されました!
カラー・グラフィック変更や足回りがアップグレードされ、コントロール・ハンドリング性能が高まり、これまで以上に軽快な走りへと進化しています。
2022年 CBR500R CB500X CB500F カラー
CBR500R
*2022年モデルと2021年モデル
Matte Gunpowder Black Metallic
引用元:Honda The Power of Dreams URL: https://www.honda.co.uk/motorcycles.html
マットガンパウダーブラックメタリック 新色
Grand Prix Red
グランプリレッド 新色
・2022年モデルは、従来モデルのマットアクシスグレーメタリックからマットガンパウダーブラックメタリックへと変わり、グランプリレッドと合わせて2色展開。グラフィックも変更されています。
CB500X
*2022年モデルと2021年モデル
Matte Gunpowder Black Metallic
引用元:Honda The Power of Dreams URL: https://www.honda.co.uk/motorcycles.html
マットガンパウダーブラックメタリック 新色
Pearl Organic Green
パールオーガニックグリーン 新色
Grand Prix Red
グランプリレッド 新色
・2022年モデルは、従来モデルのパールメタロイドホワイトの代わりにパールオーガニックグリーンが新たに加わり、 マットガンパウダーブラックメタリック、グランプリレッドの3色展開です。
CB500F
*2022年モデルと2021年モデル
Matte Axis Gray Metallic
引用元:Honda The Power of Dreams URL: https://www.honda.co.uk/motorcycles.html
マットアクシスグレーメタリック 新色
Pearl Dusk Yellow
パールダスクイエロー 新色
Pearl Smoky Gray
パールスモーキーグレー 新色
Grand Prix Red
グランプリレッド 新色
・ 2022年モデルは、従来モデルのマットガンパウダーブラックメタリックからマットアクシスグレーメタリックへ、明るめのキャンディームーングローイエローからパールダスクイエローへ、キャンディーカリビアンブルーシーの代わりにパールスモーキーグレーとなり、グランプリレッドを加えた4色展開となりました。
2022年 CBR500R CB500X CB500F スペック
CBR500R
車種名 | CBR500R 2022年モデル | CBR500R 2021年モデル |
仕様 | 海外 | 海外 |
全長×全幅×全高(mm) | 2,080x760x1,145 | 2,080x755x1,145 |
軸間距離(mm) | 1,410 | 1,140 |
最低地上高(mm) | 130 | 130 |
シ-ト高(mm) | 785 | 785 |
車両重量(kg) | 192 | 192 |
エンジン種類 | 水冷4ストロークDOHC 4バルブ並列2気筒 | 水冷4ストロークDOHC 4バルブ並列2気筒 |
総排気量(cc) | 471 | 471 |
最高出力 | 35kW/8,600rpm | 35kW/8,600rpm |
最大トルク | 43N・m/6,500rpm | 43N・m/6,500rpm |
始動方式 | セルフ式 | セルフ式 |
点火装置形式 | フルトランジスタ式 | フルトランジスタ式 |
燃料タンク容量(L) | 17.1 | 17.1 |
変速機形式 | 6段変速リターン式 | 6段変速リターン式 |
タイヤ 前 | 120/70ZR17M/C (58W) | 120/70ZR17M/C (58W) |
タイヤ 後 | 160/60ZR17M/C (69W) | 160/60ZR17M/C (69W) |
ブレーキ形式 前 | Φ296mmデュアルディスク +2ピストンキャリパー | Φ320mmシングルディスク +2ピストンキャリパー |
ブレーキ形式 後 | Φ240mmシングルディスク +シングルピストンキャリパー | Φ240mmシングルディスク +シングルピストンキャリパー |
フレーム形式 | スチールダイヤモンド | スチールダイヤモンド |
燃費 | 28.6km/L |
CB500X
車種名 | CB500X 2022年モデル | CB500X 2021年モデル |
仕様 | 海外 | 海外 |
全長×全幅×全高(mm) | 2,155x830x1,410 | 2,155x825x1,410 |
軸間距離(mm) | 1,445 | 1,445 |
最低地上高(mm) | 180 | 181 |
シ-ト高(mm) | 830 | 830 |
車両重量(kg) | 199 | 197 |
エンジン種類 | 水冷4ストロークDOHC 4バルブ並列2気筒 | 水冷4ストロークDOHC 4バルブ並列2気筒 |
総排気量(cc) | 471 | 471 |
最高出力 | 35kW/8,600rpm | 35kW/8,600rpm |
最大トルク | 43N・m/6,500rpm | 43N・m/6,500rpm |
始動方式 | セルフ式 | セルフ式 |
点火装置形式 | フルトランジスタ式 | フルトランジスタ式 |
燃料タンク容量(L) | 17.7 | 17.7 |
変速機形式 | 6段変速リターン式 | 6段変速リターン式 |
タイヤ 前 | 110/80R19M/C (59H) | 110/80R19M/C (59H) |
タイヤ 後 | 160/60R17M/C (69H) | 160/60R17M/C (69H) |
ブレーキ形式 前 | Φ296mmデュアルディスク +2ピストンキャリパー | Φ310mmシングルディスク |
ブレーキ形式 後 | Φ240mmシングルディスク +シングルピストンキャリパー | Φ240mmシングルディスク |
フレーム形式 | スチールダイヤモンド | スチールダイヤモンド |
燃費 | 28.6km/L |
CB500F
車種名 | CB500F (2022年モデル) | CB500F (2021年モデル) |
仕様 | 海外 | 海外 |
全長×全幅×全高(mm) | 2,080x800x1,060 | 2,080x790x1,060 |
軸間距離(mm) | 1,410 | 1,410 |
最低地上高(mm) | 145 | 145 |
シ-ト高(mm) | 789 | 785 |
車両重量(kg) | 189 | 189 |
エンジン種類 | 水冷4ストロークDOHC 4バルブ並列2気筒 | 水冷4ストロークDOHC 4バルブ並列2気筒 |
総排気量(cc) | 471 | 471 |
最高出力 | 35kW/8,600rpm | 35kW/8,600rpm |
最大トルク | 43N・m/6,500rpm | 43N・m/6,500rpm |
始動方式 | セルフ式 | セルフ式 |
点火装置形式 | フルトランジスタ式 | フルトランジスタ式 |
燃料タンク容量(L) | 17.1 | 17.1 |
変速機形式 | 6段変速リターン式 | 6段変速リターン式 |
タイヤ 前 | 120/70ZR17M/C (58W) | 120/70ZR17M/C (58W) |
タイヤ 後 | 160/60ZR17M/C (69W) | 160/60ZR17M/C (69W) |
ブレーキ形式 前 | Φ296mmデュアルディスク +2ピストンキャリパー | Φ320mmシングルディスク +2ピストンキャリパー |
ブレーキ形式 後 | Φ240mmシングルディスク +シングルピストンキャリパー | Φ240mmシングルディスク +シングルピストンキャリパー |
フレーム形式 | スチールダイヤモンド | スチールダイヤモンド |
燃費 | 28.6km/L |
2022年 CBR500R CB500X CB500F 変更パーツは?
1.サスペンション
3モデルともフロントフォークに、Φ41mmのSHOWA製SFF-BP USD(倒立式)フォークが採用。5段階プリロード調整できるリアショックもそれに合わせてダンピングが修正されています。
・CBR500Rは、新しいフロントフォーク採用に伴い、フロントフェンダーも変更されています。
・CB500Xはアドベンチャーセッティングで、サスペンションストロークは長めになっています。
2.ブレーキ
フロントブレーキは、従来モデルのΦ320mm(CB500XはΦ310mm)のウェーブローターシングルディスクからΦ296mmのダブルディスクに2ピストンキャリパーの組み合わせに変更されました。
3.ホイール
CBR500RとCB500Fのホイールは、軽量な5本Y字スポークホイールが採用。CB500Xのホイールはマルチスポークホイールで、フロントタイヤは従来モデルと変わらず、大径19インチタイヤの採用です。
スイングアームも最薄部の板厚が2mm(従来モデル:2.3mm)へと軽量化されています。
4.エンジン
エンジンは従来モデルと変わりませんが、PGM-FIのセッティングが変更されたことで、中速域での力強さとトルクフィーリングがアップしています。
アシストスリッパークラッチの装備やユーロ5適合は変更はありません。
5.メーター
3モデル共通のLCDメーターは、デジタルスピードメーター、バーグラフタイプのタコメーター、デュアルトリップメーター、燃料レベル/燃費ゲージ、時計、水温計、ギアポジションインジケーターを備えています。
6.CB500Xのヘッドライト
CB500XのヘッドライトにLEDポジションライトが追加されました。4つ目のロービーム、またはフル発光のハイビームでヘッドライトの光量がアップし、夜間でも十分な明るさを発揮しシャープなフロントフェイスになっています。
まとめ
3モデルともエンジンは同じでも、足まわりが強化されたことで乗り味は大きく変わっているとおもわれます。
国内ではCBR400RとCB400Xが同様の変更を受けて、新型モデルが発表されるかもしれません。
期待して待ちましょう!
また新しいことがわかりましたら随時アップしていきます。質問や疑問がありましたらコメントしてください。