2017年から販売されていたNinja1000の4代目が、新たにスポーツツアラーモデルとなって2020年春に登場したのが、カワサキ Ninja 1000SXです。
ニンジャ1000の左右2本出しマフラーから右側1本マフラーに変わり、吸気ファンネルの変更、全灯LED、ウィンドスクリーン、クルージングコントロールやカワサキクイックシフターなどを装備した”ツアラー”色の濃いモデルです。
そして、その年の9月にはカラーチェンジをうけて、2021年国内モデルが発表となっています。
カワサキ欧州からは、早くもニューカラーの2022年モデルと、オプションのアクセサリーが目的によって追加された、3タイプのモデルが合わせて発表されました!
2022年 欧州 Ninja 1000SX カラー
Emerald Blazed Green / Metallic Diablo Black / Metallic Graphite Gray
引用元:Kawasaki EU URL:https://www.kawasaki.eu/en/products
エメラルドブレイズドグリーン×メタリックディアブロブラック×
メタリックグラファイトグレー
Metallic Matte Graphenesteel Gray / Metallic Diablo Black 新色
メタリックマットグラフェンスチールグレー×メタリックディアブロブラック
Metallic Diablo Black / Pearl Robotic White 新色
メタリックディアブロブラック×パールロボティックホワイト
・2022年欧州モデルのNinja 1000SXのカラーは、エメラルドブレイズドグリーン×メタリックディアブロブラック、赤のさし色が入ったメタリックマットグラフェンスチールグレー×メタリックディアブロブラックと、ホワイトのメタリックディアブロブラック×パールロボティックホワイトとともに、全3色展開となっています。
*2021年国内現行モデル
国内現行モデルは2色展開です!
2021年国内モデルとの違い👇
2022年 欧州 Ninja 1000SX Performance
Emerald Blazed Green / Metallic Diablo Black / Metallic Graphite Gray
引用元:Kawasaki EU URL:https://www.kawasaki.eu/en/products
他左からMetallic Matte Graphenesteel Gray / Metallic Diablo Black、
Metallic Diablo Black / Pearl Robotic White
欧州モデルには、スタンダードモデルにオプションアクセサリーが装備され、目的によって選べるよう3タイプのモデルが設定されています。
Ninja 1000SX Performanceは、以下の装備が追加装備されています。
・シングルシートカバー:スポーティでスタイリッシュなシングルシートへと、パッセンジャーシートを交換して取り付けられるシングルシートカウルです。
・アクラポヴィッチ製マフラー:アクラポビッチのスリップオンエキゾーストを装備し、よりスポーティな印象とともに、軽量カーボンスリップオンシステムにより優れたパフォーマンスを発揮します。
・フレームスライダー:Kawasakiのロゴが入ったフレームスライダーを装備し、万が一の転倒の際、ボディを傷から守ってくれます。
・タンクパッド:ゲル樹脂自己接着タンクプロテクター。半透明で下のタンクカラーが透けて見えるようになっています。
2022年 欧州 Ninja 1000SX Tourer
Emerald Blazed Green / Metallic Diablo Black / Metallic Graphite Gray
引用元:Kawasaki EU URL:https://www.kawasaki.eu/en/products
他左からMetallic Matte Graphenesteel Gray / Metallic Diablo Black、
Metallic Diablo Black / Pearl Robotic White
Ninja 1000SX Tourerには、ツーリングに必須な以下のアイテムが装備したモデルです。
・パニアケース:パニアの取り付けシステムは、取り付けと取り外しが非常に簡単で利便性が向上しています。
クリーンマウントシステムにより、バイクの後部とシームレスにパニアケースは統合され、バイクの中心線により近くに配置されています。パニアを外しても見栄えはよく、すっきりとしたデザインです。(パニアケース容量:左右合計56L)
・大型のスモークウィンドスクリーン:ライダーの快適性とスタイリングを向上させるように設計されています。標準のウィンドスクリーンよりも約24mm高くなっています。
・ヒートグリップ:一体型コントロールボタンと自動バッテリーセーバー機能を備えたスタイリッシュなグリップヒーター。3段階の温度設定(100%, 60%, 20%) とOFF設定が可能です。
2022年 欧州 Ninja 1000SX Performance Tourer
Emerald Blazed Green / Metallic Diablo Black / Metallic Graphite Gray
引用元:Kawasaki EU URL:https://www.kawasaki.eu/en/products
他左からMetallic Matte Graphenesteel Gray / Metallic Diablo Black、
Metallic Diablo Black / Pearl Robotic White
Ninja 1000SX Performance Tourerは、上記の全アクセサリー7つが付属した本格的なツアラーモデルです。
・ シングルシートカバー
・アクラポヴィッチ製マフラー
・フレームスライダー
・タンクパッド
・パニアケース
・大型のスモークウィンドスクリーン
・ヒートグリップ
2022年 欧州 Ninja 1000SX スペック
2022年欧州モデルと2021年国内現行モデルのスペックを比較してみました。
車種名 (型式) | Ninja 1000SX 2022年欧州モデル | Ninja 1000SX 2021年国内現行モデル |
発売年月 | ? | 2020.9. |
仕様 | 海外 | 国内 |
全長×全幅×全高(mm) | 2,100x825x1,190(1,225) (ハイポジション時) | 2,100x830x1,190(1,225) (ハイポジション時) |
軸間距離(mm) | 1,440 | 1,440 |
最低地上高(mm) | 135 | 135 |
シ-ト高(mm) | 835 | 820 |
車両重量(kg) | 235 | 236 |
乗車定員(名) | 2 | 2 |
エンジン種類 | 水冷4ストローク DOHC 4バルブ並列4気筒 | 水冷4ストローク DOHC 4バルブ並列4気筒 |
総排気量(cm³) | 1,043 | 1,043 |
ボア X ストローク (mm) | 77.0x56.0 | 77.0x56.0 |
最高出力 | 104.5kW[142PS]/10,000rpm | 104kW[141PS]/10,000rpm |
最大トルク | 111N・m[11.3kgf・m]/8,000rpm | 111N・m[11.3kgf・m]/8,000rpm |
始動方式 | セルフ式 | セルフ式 |
点火装置形式 | フルトランジスタ式 | フルトランジスタ式 |
燃料タンク容量(L) | 19 | 19 |
変速機形式 | 常噛6段リターン | 常噛6段リターン |
タイヤ 前 | 120/70ZR17M/C (58W) | 120/70ZR17M/C (58W) |
タイヤ 後 | 190/50ZR17M/C (73W) | 190/50ZR17M/C (73W) |
ブレーキ形式 前 | Φ300mmデュアルディスク | Φ300mmデュアルディスク |
ブレーキ形式 後 | Φ250mmシングルディスク | Φ250mmシングルディスク |
フレーム形式 | ツインチューブ、アルミニウム | ダイヤモンド |
燃費 (WMTCモード値) | 17.2 km/L | 17.5km/L |
燃費 (60km/h定地燃費値) | ? | 23.0km/L (2名乗車時) |
2022年 欧州 Ninja 1000SXの主な特徴
2022年欧州新型モデルのNinja 1000SXはカラー変更となりましたが、そのほかの機能や装備は2021年モデルを継承しています。
Ninja 1000SX 2022年欧州モデルの主な特徴は?
*スーパースポーツスタイルのフルフェアリングデザインでライトは全てLEDを採用。ダイナミックなライディングフィールとツーリングでの快適性を両立した”スポーツツアラー”モデルです。
*EURO5の排ガス規制に適合した1043ccの4気筒エンジンと、環境性能が向上されたスポーティなシングルマフラーを搭載。全回転域でのパワフルな出力性と優れたレスポンスを発揮し、加速時の刺激的な吸気サウンドとともに爽快でエキサイティングな走りを体験できます。
*スーパースポーツモデルと比べアップライトなポジションのセパレートハンドルを採用。スポーティでありながらコントロール性・快適性も両立しています。
*電子制御スロットルシステムの採用。ロングツーリングに便利なクルーズコントロールシステム、アシスト&スリパークラッチ、シフトアップ/ダウン両用のカワサキクイックシフターの装備のほか、6軸IMUによる高精度な制御を行います。
電子制御システム
・カワサキトラクションコントロール(KTRC)、カワサキインテリジェントアンチロックブレーキシステム(KIBS)によりコーナリング中のパワーやブレーキ効力を最適な状態にコントロール。加減速時の挙動をスムーズにすることで、ライダーの思い通りのライン取り可能にしてくれます。
・フルパワー・ローパワーの2種類のモードから出力特性を設定可能とし、ライディング条件に合わせて出力特性を設定できるスポーツ、ロード、レインの3種類のライディングモードも併せて設定できます。
*4.3インチフルデジタル表示のTFTメーターは、2つの表示モード選択機能を搭載。ライディングモードやスマートフォン接続機能も表示します。
*高剛性のアルミニウム製フレームはマスの集中化を高い次元で実現し、シャープな旋回性能と安定感のあるハンドリングをもたらします。
*ø41mmの倒立フロントフォークとホリゾンタルバックリンクリヤサスペンションを採用。
*フロントブレーキには、Φ300mmのデュアルディスクに異径対向4ピストンラジアルマウントモノブロックキャリパー、リヤブレーキにはΦ250mmのディスクとシングルピストン・ピンスライドキャリパーを採用。
*そのほか、4段階の角度調整を手動で可能としたウィンドプロテクションを装備。
Ninja 1000SX 2021年国内モデルには、ETC2.0車載器、グリップヒーター、DC電源ソケット、ヘルメットロックを標準装備しています!
まとめ
Ninja 1000SXは、迫力のあるスポーティでパワフルな走行性能に加えツアラー仕様の最新装備を搭載し、すべてを兼ね揃えた”スポーツツアラー”として国内外で人気モデルとなりました。
欧州2022年モデルのカラー変更をうけて、同様に2022年国内モデルも発表されそうですね。
また新しいことがわかりましたら随時アップしていきます。質問や疑問がありましたらコメントしてください。