ティーザー予告から完全公開となったハヤブサ!スズキのフラッグシップがついに新登場です
スズキのフラッグシップモデル-ハヤブサは、発売当初からのコンセプト”Ultimate Sport – 究極のスポーツバイク“として10年以上君臨してきました。
そして2021年、3代目となる新生”Hayabusa”が13年ぶりに登場します!
スズキUKのティーザー動画告知には世界中の”ブサ”ファンがざわつき、2月5日についにその全貌が明らかになりました。
一目でハヤブサとわかる流麗な高い空力特性を持つ独特のフォルムと大胆なデザイン、シャープでエッジのきいたスタイリングに電子制御システムを新搭載したエンジンへと、さらに進化をとげてもどってきました。
スズキより2021年2月末より欧州ををはじめ、北米、日本など全世界で順次販売開始の正式発表がありました。
日本での登場はもう少し先となりますが、欧州で発売となる2021年新型のハヤブサのカラーやスペックなどの基本情報、現行モデルの中古情報などをお伝えします。(国内モデルが発表された時点で更新していきます。)
この記事を書いている私はバイク歴20年ほど。普通2輪免許しかありませんが乗り継いだバイクは9台になります。そこそこのバイク乗りです。
※3分ほどで記事は読み終わります。
3分後にはハヤブサのことがかなりわかるはずです。
2021 スズキ ハヤブサ カラー
Glass Sparkle Black
引用元:Suzuki UK URL: https://bikes.suzuki.co.uk/
Candy Burnt Gold (B5L)
・フロントフェイス左右にある吸気口、サイドボディ、リア周辺にボディカラーとは異なるアクセントカラーを配したツートンカラー仕上げになっており、2色展開です。
2021 スズキ ハヤブサ 発売日
発売日:2021年?月
2021 スズキ ハヤブサ 価格
価格:?円
[UK価格:£16,499 (2,387,700円)1£=\144.72で換算]
2021 スズキ ハヤブサ スペック
2017年モデル(日本国内現行モデル)と比較してみました。
車種名 / 型式 | HAYABUSA | 隼(HAYABUSA) / EBL-GX72B |
発売年月 | 2021.2. | 2017.2 |
仕様 | 海外 | 国内 |
全長×全幅×全高(mm) | 2,180x735x1,165 | 2,190x735x1,165 |
軸間距離(mm) | 1,480 | 1,480 |
最低地上高(mm) | 125 | 120 |
シ-ト高(mm) | 800 | 805 |
車両重量(kg) | 264 | 266 |
乗車定員(名) | 2 | 2 |
エンジン種類 | 水冷4ストローク DOHC4バルブ直列4気筒 | 水冷4ストローク DOHC4バルブ直列4気筒 |
総排気量(cc) | 1,340 | 1,340 |
最高出力 | 140kW(190PS)/9,700rpm | 145kW(197PS)/9,500rpm |
最大トルク | 150N・m/7,000rpm | 155N・m(15.8kgf・m)/7,200rpm |
始動方式 | セルフ式 | セルフ式 |
点火装置形式 | フルトランジスタ式 | フルトランジスタ式 |
燃料タンク容量(L) | 20 | 21 |
変速機形式 | 6段変速リターン | 6段変速リターン |
タイヤ 前 | 120/70ZR17M/C (58W) | 120/70ZR17 |
タイヤ 後 | 190/50ZR17M/C (73W) | 190/50ZR17 |
ブレーキ形式 前 | 油圧式ダブルディスク | 油圧式ダブルディスク |
ブレーキ形式 後 | 油圧式ディスク | 油圧式ディスク |
フレーム形式 | ダイヤモンド | |
燃費(WMTCモード値) | 14.9km/L | 17.6km/L |
2021 スズキ ハヤブサ 気になる部分
フロント&テール部分
・ヘッドライト、ウィンカー、テールライトなどすべてのランプ類はLEDです。
・ラムエアインテークの外側面にあるフロントインジケーターには、ポジションライトが組み込まれたターンシグナルを配しており、スズキ二輪としては初採用となります。目的に応じてオレンジまたは白色に点灯します。
メーターとハンドルまわり
・ほとんどの最新バイクではフルデジタル表示となっていますが、ハヤブサのメーターはこれまでと同様、水温計と燃料残量計をふくめ2つの大きなタコメーターとスピードメーターの4連アナログメーター、ハヤブサらしさがキープされています。
・その他のオドメーター、トリップメーター、時計、ギヤ段数表示、電子制御システムなど必要な情報は、中心にあるカラーTFTディスプレイに表示されます。
・ハンドル位置は、ライダー側に12mm手前に取り付けられたことで、長時間のライディングの疲労軽減につながり快適性が追及されています。
・コーナリングでも自由度のある姿勢を保つことができ、背の高いウィンドスクリーンのおかげで快適で安定感のあるハンドリング性を発揮します。
エンジンとフレーム, サスペンション
・EURO5の排出ガス基準に適合した1340cc水冷直列4気筒エンジンを搭載。
意外にも最高出力は140kW(190ps)/9700rpmと最大トルクは150N・m/7,000rpmで、従来モデルよりもピークが低いのですが、かつてないほどの速さを実現しています。
・新しいピストンとコネクティングロッドはエンジン内部の可動部分の軽量化に貢献し、バルブタイミングの最適化により低~中速域でのパフォーマンスと制動性を向上させました。
・スズキ新採用のデュアルインジェクター設計の”S-SFI”(スズキ・サイドフィード・インジェクター)は特徴的で、容量が増加したエアボックスと長い吸気管の装備の組み合わせにより、低・中速域での出力が最適化されています。
・マフラーの容量を1.98リットル削減、バックエンドをシングルパイプに変更し構造もシンプル化させ、エキゾーストシステムの重量を2.054kg削減しています。
リンクパイプはシリンダー2と3を接続し、シリンダー1と4を接続するリンクパイプを追加することで、低~中速でのパワーとトルク性を発揮するように設定されています。
高速域でのパワーだけではなく、低~中速域でのパワー出力が注視された設計で、幅広くオールラウンドにこなせるパフォーマンス性の高さが強化されています。
・フレームは従来モデルと同様ですが、700g軽量化されています。シャーシの核となるのは、アルミフレームとスイングアーム。剛性のある合金フレームは適度な柔軟性と強度を保ち、最高速度299km/Lに達するとされているマシンに対応する最適なバランスも持つシャーシになっています。
フレーム、エンジン、エキゾーストシステム、細かな各パーツの軽量化のおかげで、車体重量は従来モデルよりも2kg減の264kgになり、優れた加速性とハンドリング性に貢献しています。
電子制御システム
・新搭載の電子制御システムS.I.R.S.(スズキインテリジェントライドシステム)には、出力特性、トラクションコントロール、エンジンブレーキコントロールなど5つの制御を設定パターンから選択できるSDMS-α(スズキドライブモードセレクターアルファ)を採用。
また、設定速度を超えないようにするアクティブスピードリミッターを二輪車で世界初採用しました。
電子制御システムS.I.R.S.
1. SDMS-α(スズキドライブモードセレクターアルファ)
以下の各設定は、あらかじめセットされた設定[プリセット(モード数:3)]またはユーザーが任意でできる設定[ユーザーセット(モード数:3)]から選択できます。
・モーショントラックトラクションコントロールシステム:トラクション制御を選択可能(モード数:10, 解除可)
・パワーモードセレクター:出力特性を選択可能(モード数:3)
・双方向クイックシフトシステム:クラッチやスロットル操作をせずにシフトアップ/ダウンが可能(モード数:2, 解除可)
・アンチリフトコントロールシステム:加速時にフロントホイールがリフトするのを防ぎ、安定した加速をサポート(モード数:10, 解除可)
・エンジンブレーキコントロールシステム:エンジンブレーキの効果を選択可能(モード数:3, 解除可)
2. ローンチコントロールシステム:発進時にフロントホイールがリフトするのを防ぎ、最適な発進をサポートする。(モード数:3, 解除可)
3. アクティブスピードリミッター:設定した速度を超えないようにするシステム(解除可)
4. クルーズコントロールシステム:スロットルを回さずに、設定した一定速度で走行。(解除可)
5. コンビネーションブレーキシステム:前後のブレーキを連動。
6. モーショントラックブレーキシステム:コーナリング時に車体のバンク角に応じてABSを制御。
7. スロープディペンデントコントロールシステム:下り勾配に応じてABSの制御を最適化
8. ヒルホールドコントロールシステム:上り坂で停止後の発進時に車両後退を抑制。(解除可)
9. エマージェンシーストップシグナル:約55km/h以上で走行中に急ブレーキを検知すると、前後ターンシグナルが自動で高速点滅し、後続車に急ブレーキを知らせる。
10. スズキイージースタートシステム:ワンプッシュでエンジン始動が可能。
11. ローRPMアシスト:スムーズな発進を補助。
足まわり
・43mmのKYB倒立フロントフォークを採用し、リアサスペンションユニットはスプリングプリロード、伸側減衰と圧側減衰ともに調整可能です。凹凸路面の衝撃吸収性・安定した乗り心地を実現し、快適性と直進安定性を最大限に高めています。
・フロントブレーキにはΦ320mmのダブルディスクとブレンボの最新のStylema®フロントブレーキキャリパーを採用しています。
ブレンボのStylema®フロントブレーキキャリパーとは?
このキャリパーは軽くコンパクトで、ブレーキパッド周辺の空気の流れを増やし、より速く冷却し即座に対応することで冷却効率を最適化しています。
・新しい7本スポークホイールには、特別に開発されたブリヂストンの”Battlax HypersportS22″タイヤを装着しています。
優れた耐久性を維持し、様々な路面状況でのパフォーマンスの向上、グリップ性と安定性を発揮します。
新生ハヤブサは、確実な足まわり、鋭いハンドリング性、予測可能なコントロール性が組み合わされることで自信のつくライディングを積み重ねられるように設計されています。
2021 スズキ ハヤブサ 燃費
旧モデルの燃費になり、走り方にもよりますが実燃費で約10~25㎞/L走ります。タンク容量は新型で20Lになります。
単純計算で、航続距離は約200~500㎞になります。普段使用からツーリングまで十分な燃費といえそうです。
2021 スズキ ハヤブサ 最高速度
旧モデルの海外動画ですが、最高速度はメータ読みで300㎞/hぐらいです。動画開始からわずか29秒付近で到達しています。参考程度に観てください。
スズキ ハヤブサ 中古情報
中古は2014~2018年モデルの走行距離5000㎞以内で総支払額130~150万ぐらいです。(2021.2月 グーバイクさんでの検索情報です)
新型の新車だと2,387,700円?(新型のUK価格を円に概算したもの)です。
👇グーバイクさんの検索リンクになります。
https://www.goobike.com/index.html?_ga=2.228935964.1020477933.1594561294-1700473822.1594561294
※グーバイクさんのリンクは許可を得て貼っております(アフィリエイトリンクではありません)
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まとめ
堂々たる圧倒的な存在感を放つハヤブサは、スタイリングもさることながらグレードアップされたパワーエンジン、先進的な電子制御システムを内包し、新世代のハヤブサとなってもどってきました。
日本での登場が楽しみです!
また新しいことがわかりましたら随時アップしていきます。質問や疑問がありましたらコメントしてください。